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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ こたへぬに なよびとよめそ よぶこどり

      さほのやまへを のぼりくだりに


★ 誰も答えたりはしないのに、声を響かせて呼ぶな

  呼子鳥よ、佐保川一帯を、上ったり下りたりして・・・

       巻10-1828     鳥を詠める  作者不詳


な・・・・そ   で、禁止

呼子鳥に自分の悲しい恋情を、写している。

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★ かすがなる はがひのやまゆ さほのうちへ

      なきゆくなるは たれよぶこどり


★ 春日にある、羽交の山から、佐保川一帯を

   鳴きながら飛んでいくのは、誰を呼んでいるのか・・・

   呼子鳥よ・・・・

          巻10-1827     鳥を詠める  作者不詳


万葉集は、高校などで習った既成の考え方では、解りえないところが

沢山あるように思う。そして、それは、正しい正解など和歌に必要ない

事であり、その風景と心を伝えることがもっとも大切なことだと思う。

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★ はるされば つまをもとむと うぐひすの

     こぬれをつたひ なきつつもとな


★ 春になったので、妻を求めて鶯が枝先を

   伝ってしきりに鳴いてどうしようもないことです

       巻10-1826    鳥を詠める  作者不詳

    

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★ むらさきの ねばふよこのの はるのには 

     きみをかけつつ うぐひすなくも


★ 紫草が根を這い延ばしている、横野の春には、

   君を心に懸けてるかのように鶯も鳴くことです

    巻10-1825    鳥を詠める 作者不詳


返歌>  誰(たれ)を呼ぶ ほーほけきょうと 鶯の 

                うつくしき声  空に沁みいる


            津路 知子

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真間の史蹟保存会の方々からの、ご依頼により、

「真間の手児奈」の万葉和歌を、朗誦させて頂きました。

作は、山部宿禰赤人・・・・


当日は、地元の小学生、中学生、高校生そして、地元の

ソプラノ歌手の方、太鼓の方など、様々に、演奏を行いました。

私が、とくに素晴らしいなと思ったのは、子供たちに万葉和歌を

朗唱させていることでした。

舞台に立つと言う、晴れがましさと共にしかも、

万葉和歌を朗唱する・・・なんと素晴らしいことでしょうか?

そして、真間通りと言われる通り沿いには、民家の塀も

お構いなしに・・・というか、みんなで協力し合って、

塀に、万葉和歌を書で刻まれたものが飾ってあります。

学校の行き帰りに万葉和歌に触れる・・・それだけで

きっと、市川の真間も子供たちは変わってくるに違いありません。

私も、そのような気持ちで歌っています。


手児奈さんの霊位も、ここまで、手厚く扱って

貰えればさぞや慰められることでしょう・・・・


千葉の市川の発展を祈ります。

子供たちの未来を祈ります。


私のお弟子さんも住んでいらっしゃいますよ。


澄渡った青空の下、気持ちよく朗誦させていただきました。

ありがとうございました。

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