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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ はるやまの きりにまとへる うぐひすも

    われにまさりて ものもはめやも


★  春山の霧に迷う鶯も、私より物思いを

    するのであろうか・・・・

       巻10-1892  柿本人麻呂歌集 作者不詳


 春は霞と言うのが、多いけれど、ここは「霧」を使っている。

 漢詩文から、取ったもののようです。

 何のことは無い、内容が、何故か格調高い歌の表現となる・・・

  万葉歌の不思議・・・・・・

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★ ふゆこもり はるさくはなを たおりもち

     ちたびのかぎり こひわたるかも


★ 籠りの季節である冬が過ぎ春がやってきて、

  咲いた花・・・それを手で折っては、数限りなく

  恋ひ慕うことです・・・・

      巻10-1891 春の相聞 柿本人麻呂歌集

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オペラを歌うと、日本歌曲が歌えない・・・

童謡が歌えない・・・・なぜなら、日本語の母音の発音が

おかしくなるから・・・・・


何故、おかしくなるか・・・西洋人並みの響きをとるために

発音を犠牲にするから、また西洋人でさえ、母音の発音を

犠牲にして響きを優先するのが当たり前だから・・・


西洋人並みの響きをとるために、骨格の貧弱な日本人が

どこもかしこも、広げる、高い響きをとる訓練をすると、

筋肉が覚えて、それで固まっていく

すると、その響きでしか歌えなくなる・・・


昔、とある先生がおっしゃられた。

その人の姿かたちから聞こえるのに違和感の無い自然な声を

伸ばしていきましょう・・・と・・・

その先生は独のフッスラーの流れの発声法

今の私の先生は伊のベルカント唱法

でも、何の唱法であっても、私にとって自然な声

に聞こえるものが一番だと思っている。

その声で、万葉集を歌い、日本歌曲、わらべ歌、そして

珠には、オペラも楽しみたいと思う。

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春の相聞

★ はるやまの ともうぐひすの なきわかれ

    かえりますまも おもほせわれを


★ 春山の友鶯が、鳴いて(泣いて)別れるように、

   帰る間も、思ってください私の事を・・・・

       巻10-1890  柿本人麻呂歌集

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いつも、篠笛を吹いてくださる方が、都内のとある神社のお祭りの境内で

二日間、朝から晩まで、お囃子をされるというので、

7歳の若いボーイフレンドを連れて聞きに??行きました。

車を走らせていると、雨が降ったりやんだり

・・・・遠くからお囃子の音が聞こえてきます。


なんだか、懐かしい響き・・・日本人だなぁ・・・やっぱり・・・

浴衣姿の老若男女がちらほらと、見えてきて・・・

夜店がずらりと並んでいます。

早速、参拝しました。


なんと、創建 和銅2年(709年)、約1300年前の万葉の時代でした。


娘の通っている音大の学長であるチェリストの堤剛さんも、

入学式の挨拶でおっしゃっていました。

「みなさん、神社に行きましょう。」・・・と・・・


お囃子は、BGMほど引っ込んでもなく、コンサートほどでしゃばりでもなく、

なんとなく始まり

なんとなく終わったような・・・でも、欠かせない存在感を放つ・・・

みんなをわくわくさせて、笑顔にしてしまう・・・


素敵な日本の伝統音楽でした。






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