×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
PR
斉藤凡太さん、
13歳で素潜りをする漁師となり、86歳の今も
潜っている。
戦時中は、特攻の船に乗っていた。
★ 海草に 日を入れ直し 夏惜しむ
新潟県、出雲崎で、磯見漁師と言えば
小船に一人乗って、サザエ・牡蠣・鮑・海藻を取り、
刺網で、磯魚を取る。
50歳くらいの時は、15メートルと潜れるが、
今は、3メートル・・・それでも、身体の続く限り
漁をする。
二人三脚で漁をしてきたカカアが死に一人ぼっちに・・・
それで、無学でも俳句を詠んで心をまぎらわしてきた。
★ 間引菜や 妻も間引かれ 石の下
本名は房太郎。俳号は凡太。
★ 月上る レイテの海も 照らすかや
戦争中の特攻は飛行機だけでなくボートでも行われた。
火薬を積んで敵艦に体当たりする。私は、フィリピンの
レイテ島で、作戦助手のようなことをしていた。漁師だから
船の扱い方や潮の事がわかるだろうというわけだった。
つらかった。米軍機の餌食になるばかり。死ぬも生きるも
人生は運だ。
★ 花を待つ 追伸多き 戦友(とも)の文
俳句をやっていると、気持ちがおおらかになる。
★ 大夕焼け 不平不満も 消えにけり
(日経新聞 8月30日 朝刊より)
13歳で素潜りをする漁師となり、86歳の今も
潜っている。
戦時中は、特攻の船に乗っていた。
★ 海草に 日を入れ直し 夏惜しむ
新潟県、出雲崎で、磯見漁師と言えば
小船に一人乗って、サザエ・牡蠣・鮑・海藻を取り、
刺網で、磯魚を取る。
50歳くらいの時は、15メートルと潜れるが、
今は、3メートル・・・それでも、身体の続く限り
漁をする。
二人三脚で漁をしてきたカカアが死に一人ぼっちに・・・
それで、無学でも俳句を詠んで心をまぎらわしてきた。
★ 間引菜や 妻も間引かれ 石の下
本名は房太郎。俳号は凡太。
★ 月上る レイテの海も 照らすかや
戦争中の特攻は飛行機だけでなくボートでも行われた。
火薬を積んで敵艦に体当たりする。私は、フィリピンの
レイテ島で、作戦助手のようなことをしていた。漁師だから
船の扱い方や潮の事がわかるだろうというわけだった。
つらかった。米軍機の餌食になるばかり。死ぬも生きるも
人生は運だ。
★ 花を待つ 追伸多き 戦友(とも)の文
俳句をやっていると、気持ちがおおらかになる。
★ 大夕焼け 不平不満も 消えにけり
(日経新聞 8月30日 朝刊より)
今日は、藤岡さんの歌声に出会って、10年を経ち、
その死から、もうすぐ7年を迎えようとしている。
時々、訪ねる一人この世に残された藤岡さんのお母様・・
グループホームから、特別養護老人ホームへと移され、
静かに暮らしている。
身体を動かすことも、ままならず、良くしゃべる事も
出来なくなってしまった。
身内と絶縁状態で暮らしてきた藤岡母子は、
息子の死で、お母様はひとりぼっちになってしまわれた。
その後を、藤岡氏のプロデューサーである木村氏が
全て手続きをされて、無事に恙無く今まで生活されてきた。
よかったね・・・お母さん・・・呆けてしまって・・・
全てが分かったら、どれほどの絶望感か計り知れない。
木村氏と二人で行くと、なんとなく判るのか、一生懸命手や足や口を
動かそうとされる。
私は不謹慎だけれど、「もう少しで、
貴女の大切な宣男ちゃんと会えますよ」と心で話しかける。
貴女の、たいせつな宣男さん・・・・あなたは、とっても小柄なのに
息子の宣男さんは、背が高くて足が長くてかっこよかったですね・・・
頭もよくて、賢い人でしたね。良い息子さんでしたね。
とっても、素敵に生き切りましたよ。見事でしたよ。
貴女は殆ど聴いていないかもしれないけれど、
素晴らしい歌を歌っていたんですよ。
それはそれは、凄い歌唱でした。
今聴いても、私は涙が溢れるんです。
そんな素晴らしい息子さんでしたよ。
もうすぐ、会えますよ・・・・と。
その死から、もうすぐ7年を迎えようとしている。
時々、訪ねる一人この世に残された藤岡さんのお母様・・
グループホームから、特別養護老人ホームへと移され、
静かに暮らしている。
身体を動かすことも、ままならず、良くしゃべる事も
出来なくなってしまった。
身内と絶縁状態で暮らしてきた藤岡母子は、
息子の死で、お母様はひとりぼっちになってしまわれた。
その後を、藤岡氏のプロデューサーである木村氏が
全て手続きをされて、無事に恙無く今まで生活されてきた。
よかったね・・・お母さん・・・呆けてしまって・・・
全てが分かったら、どれほどの絶望感か計り知れない。
木村氏と二人で行くと、なんとなく判るのか、一生懸命手や足や口を
動かそうとされる。
私は不謹慎だけれど、「もう少しで、
貴女の大切な宣男ちゃんと会えますよ」と心で話しかける。
貴女の、たいせつな宣男さん・・・・あなたは、とっても小柄なのに
息子の宣男さんは、背が高くて足が長くてかっこよかったですね・・・
頭もよくて、賢い人でしたね。良い息子さんでしたね。
とっても、素敵に生き切りましたよ。見事でしたよ。
貴女は殆ど聴いていないかもしれないけれど、
素晴らしい歌を歌っていたんですよ。
それはそれは、凄い歌唱でした。
今聴いても、私は涙が溢れるんです。
そんな素晴らしい息子さんでしたよ。
もうすぐ、会えますよ・・・・と。