万葉歌手辻友子
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2024/11/25 (Mon)
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正延心緒 巻11-2551「思ふにし 余りにしかば すべを無み 出でてそ行き その門を見に
★おもふにし あまりにしかば すべをなみ
いでてそゆき そのかどをみに
★恋しさに思い余って出かけたことよ。
妻の家の門を見に
巻11-2551
[0回]
2016/05/10 (Tue)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2550「立ちて思い 居てもそ思ふ 紅の 赤裳裾引き 去にし姿を
★たちておもい いてもそおもふ くれないの
あかもすそひき いにしすがたを
★立っても思い、座っても思う。紅の
赤裳の裾を引いて去っていったすがたを
巻11-2550
[0回]
2016/05/10 (Tue)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2549「妹に 恋ひわが泣く 敷栲の 木枕通り 袖さへ濡れぬ
★いもうとに こひわがなく しきたへの
きまくらとおり そでさへぬれぬ
★妻に恋してわが泣く涙が敷栲の木枕を
通って袖までもが濡れてしまった
・敷栲の→枕詞
巻11-2549
[0回]
2016/05/10 (Tue)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2548「かくだにも われは恋ひなむ 玉梓の 君が使を 待ちやかねてむ」
★かくだにも われはこひなむ たまづさの
きみがつかひを まちやかねてむ
★せめてこのようにして恋慕ってだけでもいよう。
やがて玉梓の使いを待ってしまうのだろうか
巻11-2548
[0回]
2016/05/10 (Tue)
万葉たまゆら
正延心緒 巻11-2547「かくばかり 恋ひむものそと 思はねば妹が 手本をまかむ 夜もありき
★ かくばかり こひむものそと おもはねいもが
たもとをまかむ よるもありき
★別れているとはこれほど恋しいものだとは
思はなかったので共にいても妻の手本を
枕にしない夜もあった
巻11-2547
[0回]
2016/05/10 (Tue)
万葉たまゆら
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